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ジェームス・グロース購入レビュー!マニラジャケット ライダースのサイズ感・革感

「ジェームス・グロースのライダースジャケットのサイズ感を知りたい」

「ジェームス・グロースのマニラジャケットのディティールが知りたい」

「ジェームス・グロースのレザーの質感を知りたい」

「ライダースジャケットのコーディネートの参考を見たい」

今回はこのような疑問を解決すべく、実際にジェームス・グロースのライダースジャケットを購入した私が、実物をもとにマニラジャケットのディティールやサイズ感、シルエット、革質。そしてライダースを使ったコーディネートなどを紹介します。ぜひ参考にしていただければと思います。
本場イングランド製でカッコよく、愛着を持って長く使えそうなライダースジャケットでした。

ケイ

元古着屋出身で、南国生まれ東京吉祥寺在住の物欲高めな「ケイ」と申します。
カツ丼と大衆居酒屋と銭湯・サウナと服と靴と酒が好きです。
ファッションレビューを中心に記事を書いていきます。
身長167cm、体重60kg、中肉中背体型です。

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本格的なライダースジャケットが欲しい

ひと昔前であればおとこのワードローブといえば、いわずもがなレザーのライダースが定番で鉄板だった。
しかもVanson(バンソン)やSchott(ショット)などの渋カジ世代ヨロシクな革カッチカチのゴリゴリ系アメジャン。
最近のメンズファッション誌でいうところのライトニングやヘイルメリーマガジン系とかですかね。

そんなイメージが定着していたのですが、どうですか昨今のこのライダースブーム。
男臭さ漂うゴリゴリ系メンズだけじゃなく、若いきれいめスタイルな方や女性などおしゃれに敏感なファッションピーポーもこぞってライダースを着用し、完全に市民権を得ました。

そんなライダースブームの影響をうけてからというもの、ここ数年私もとてつもなく欲しくなっており、しばらく前にライダースは手放してしまったけど、また買い直そうかしら?と思ってから早2年ほど。ほしいと思えるライダースになかなか出会えておらず毎シーズン悶々として過ごしていたアラサー時分。ルイスレザーとか20万円くらいしちゃうし今は検討外…。

そんなときに運命的?に出会ったのが今回購入したJAMES GROSE(ジェームス・グロース)のダブルライダース。
これはめちゃくちゃいい。本当に。

結論からいうと、今回買ったジェームス・グロース(JAMES GROSE)のマニラジャケット(MANILA JACKET)がめちゃくちゃ良かった!です。

ジェームス・グロース(JAMES GROSE)とは

1876年創業にロンドンで創業したレザーウェアブランド。その歴史の始まりはなんと約150年前!

当時のカタログ?
出典 https://nomanwalksalone.com/makers/james_grose

その後、不況の煽りを受けて1970年代に閉鎖。ライダースコレクターの間では、「幻の英国ライダースブランド」なんて称されていたそう。そんな伝説のブランドが2015年レザーウェアブランドとして復刻。当時のアーカイブからクラシックなディテールを踏襲しつつ、細身なシルエットでモダンに仕上げたライダースジャケットが人気を博しているようです。

そして、あのUNIFORM EXPERIMENT (ユニフォームエクスペリメント)が2016年と2017年の2年連続で別注したということが、一気にその名が知れ渡ったの理由なのかもしれません。

UNIFORM EXPERIMENT (ユニフォームエクスペリメント)といえば、日本ドメスティックブランドの中でも郡を抜いて質とデザインの良さには定評がありますが、コラボを選ぶブランドにも古い歴史や質・デザインを重視しており、過去コラボにはShott(ショット)やBarbour(バブアー)などがあります。
ジェームス・グロースが選ばれたというのも、その品質の良さの裏付けともいえます。

そしてまだ復刻したばかりのブランドなので人とかぶりにくいというのも嬉しいポイント。
Lewis Leathers(ルイスレザー)とかSchott(ショット)とかVanson(バンソン)とかだと街中でめちゃくちゃ被るので…。

ジェームス・グロースの実店舗はあるのか?

結論からいうと、現時点でJAMES GROSE(ジェームス・グロース)の直営店は日本にはないようです(2021年3月時点)。また直営オンラインショップも見当たりませんでした。

なのでジェームス・グロースのラインナップ全型を試してみるというのは難しいので、気になったモデルを取り扱っている店舗かオンラインショップを探して購入することになります。
断然オンラインショップのほうがモデルやサイズは揃っています。

ジェームス・グロースを代表するモデル MANILA JACKET(マニラジャケット)

ジェームス・グロースといえばMANILA JACKET(マニラジャケット)、これに尽きます。

ベーシックなデザインかつジェームス・グロースのアイコニックなモデルであり、ジェームス・グロースが当時のアーカイブからクラシックなディテールを細部まで再現しつつ、細身なシルエットでモダンに仕上げたダブルライダースジャケット。 襟付きダブルタイプの古典的なモーターサイクルジャケットで、ウエストの絞り調整のバックルはフロントでなく バックサイドにあり、着丈も長めで全体的にタイトな英国スタイルの通称「ロンジャン」と呼ばれる、 英国の歴史を感じさせるライダースジャケット。

MANILA JACKET(マニラジャケット)のディティール

マニラジャケットのディティールポイントをまとめると下記です。
クラシックかつ細かいところまで作り込まれてます。

マニラジャケットのディティール
  • Made in England
  • 小さめダブルの襟
  • ワインレッドのインナーライニング
  • ジッパーはALBERT ZIPの復刻タイプ
  • 左腕のアームポケット
  • 袖のジッパー
  • ウエストストラップ バックルは英国スタイルのROKKOタイプ(センターピンの無いタイプ)
  • 比較的長めに作られた着丈にストレートなボディ
  • ボールチェーン
  • サイドポケット

ジェームス・グロース マニラジャケットのサイズ感やシルエット

今回、私が購入したジェームス・グロースのマニラジャケットはUncut Boundというショップが別注したモデルで、レザーが独自の型押しシープレザーでした。そのモデルを元にレビューします。

シルエットはアメリカ物のライダースと比べると着丈が長めで細身でスタイリッシュです。これはイギリス物のライダースの特徴(通称ロンドンジャケット=ロンジャン)今っぽく着られます。

着丈が長めなので、ベルトの上辺りではなく、腰のあたりまで収まってくれます。
これによりAラインやIラインが作りやすく、とてもコーディネートしやすい。

私は167cm 60kgですが、36サイズ(S程度)がぴったりでした。ジッパーを開けるとインナーにパーカー程度は着られそうな余裕があります。

手に持ったときにインナーの赤がチラッと見えるのもよい。ボトムスはGUNG HO(ガンホー)のベイカーパンツに、靴はダナーライトのブラックです。

ジェームス・グロース マニラジャケットの革質

私が購入したマニラジャケットは柔らかいが肉厚のシープレザー(羊革)を使用しており、着てすぐ体に馴染みました。街着としては間違いない一着だと思います。私が購入を決めたのもそこが大きかったです。
また肉厚のシープレザーに”シボ”の型押しがしており、ツルッとしたレザーの質感と比べると、表情豊かなのもポイント。

私が過去に保有・着用していたのは、有名どころでいうと、Schott(ショット)のシングルライダース、THE REAL McCOY’S(リアルマッコイズ)のA2ジャケット、666(トリプルシックス)のダブルライダース、Aero Leather(エアロレザー)のシングルライダースなどです。

上記のガチレザーブランドはカウレザー(牛革)やホースレザー(馬革)を主に使うことが多いのですが、今回購入したUncut Bound(アンカットバウンド)別注のマニラジャケットはシープレザー(羊革)を使用してます。

シープレザーはカウやホースと比べてとても柔らかく、すぐに体にフィットし馴染みやすい特徴があります。
しかしシープレザーは味(アジ)が出にくいという点も持ち合わせています。

これは人によりますが、カウレザーやホースレザー特有のスレや色落ちも素晴らしいのですが、一方で体に馴染みにくく、新品を着用すると腕が回しづらかったり、上げにくかったりするので、そこも愛着をもって長い時間をかけて育てる覚悟があれば、よいかなと思っています。(たぶん3ヶ月くらい毎日着るくらいであれば体のラインに馴染んでくるはず)

余談ですが、私はカウレザーのライダースを体になじませるため、毎日ライダースを着て寝ていて、起こしにきた家族にびっくりされた経験があります(笑

中にはレザーを着たままお風呂に入って乾燥するまでそのまま着っぱなしという強者もいるそう(笑)

ジェームス・グロースのライダースを使ったコーディネート

ジェームス・グロースのライダースは、オトコっぽい無骨なアメカジスタイルにはもちろん。
ウールパンツやスラックス、スニーカー、 短革靴などとの相性もとても良く大人っぽいスタイルも可能、かなり幅広いコーディネートを楽しむことができそうです。

ダブルライダースは、フロントジップを上まで閉めるスタイルもとてもかっこよく、ジェームス・グロースはその佇まいもいい。

ライダース×デニムの王道アメカジスタイル

Tシャツにデニムの王道スタイル

こちらもかっこいい王道スタイル

赤ニットを差し込んだ英国クラシックなバイカースタイル

ライダース×ワイドパンツ

前を閉じて下のジップだけを開くことでワイドパンツとも相性バツグン

ワイドなチノパンツでも雰囲気良し

ライダース×チノパン×革靴で大人っぽく

近年、おしゃれなバイヤーや古着通界隈で人気のグルカパンツに合わせると上品なコーディネートに

白パンに合わせればアーバンバイカースタイルの完成。これであれば子供っぽくならず30代後半や40代でも無理せず取り入れられます

タイトで着丈が長めのロンジャンであるジェームス・グロースはデニムだけでなくタートルネックやシックなパンツ、短革靴とも相性がとてもいいです。大人に着こなすならこれですね。

ジェームス・グロースのここが良い!まとめ

ジェームス・グロースのここが良い!まとめ
  • 約150年前からある歴史ある伝統的な英国ブランド
  • 復刻したばかりのブランドなので人とかぶりにくい
  • 有名ブランドもコラボに選ぶ品質の良さ
  • 選ぶならまずは代表的なモデル MANILA JACKET(マニラジャケット)
  • 細かく作り込まれたクラシックスタイル
  • 着丈長め細身でスタリッシュでコーディネートしやすい
  • シープレザーは柔らかくて、体に馴染みやすく街着にオススメだがカウやホース
  • も良い
  • 王道のデニムスタイルから、シックなスラックススタイルまで幅広く取り入れられる

少し値は張りますが買ってよかったと思えるライダースで大満足の買い物でした。

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